オフサイ!オフサイ!
Keisuke Honda
「オフサイドを分かりやすく説明せよ」
というよくあるお題を枕にする。
それではキックオフ!ワーッ!
A君がB君にパスを出した瞬間 (ここまでは分かるよね)(うん) B君が相手の最後尾より先にいる
A君、B君、相手の最後尾。この簡潔な呼び方がキモ。
キーパーはおやつのうちには入らないとか、余計なことは言ってはいけないのだ。
万が一分からなくても、これを呪文のように繰り返し唱えれば、次のホイッスルまでにはきっと分かるさ!
・・でもさこれ、
図を描いて説明すれば一発ジャマイカ!ジャマイカ代表!
ただいまワールドカップモードでお送りしています!
日本 vs コスタリカ
森保「球際負けんなァ!」
激しい口調だが、彼の優しい性格がにじみ出ているのを見た。
「ポイチ」の愛称は伊達じゃない。
・・人は時に、いやなかなかしばしば、状況と関係なくその人自身の印象を唐突に抱くことがある。
人の審美眼とはかくも恐ろしい・・。
フランス vs ポーランド
デシャンがエムバペに守備を促した直後の、エムバペの強烈な追加点ミドル。
強烈な個の主張を感じる、そのエムバペを支える内実とは一体どのようなものか。
(エムバペ3点目。)
スペースを使ってのスピード勝負も良し。
ストップ&ゴーの加速勝負も良し。
なのにフィジカルも足先のテクニックも持っている。
たしかに抜けている・・。
特に注目しないように、
「意識せられん、せられん(高知地方の方言)」と思うのに嫌でも目に留まる。
すごい。あっ、ごいすー。
クロアチア vs ブラジル
死のノックアウトステージをひた走るクロアチアのインテンシティはどこから来るのか。
「帝政時代より遥かにマシだ」
「〇連時代より遥かにマシだ」
「球蹴りの難儀などなんでもない」
と聞こえてきてならない。
モドリッチがオンブされて勝利の輪をつくるシーンに笑う。
欧州という出アフリカ
モロッコ、エンネシリ高い!
ジブラルタルの対岸、イベリア半島両国を制圧したモロッコ。
迎え撃つのはかつての宗主国フランスで、多くのモロッコ系住民を抱え
主砲キリアン・エムバペはカメルーンとアルジェリア系の両親を持つ。
あのジネディーヌ・ジダンを持ち出すまでもなく、サッカーの出アフリカの血は欧州に流れ込み続けている。
アルゼンチンとブラジル
メスティーソとムラート。
牧畜とプランテーション。
どうしてもアルゼンチンの方がおとなしく小振りなイメージを受ける。
こちらが優勝するというのを戦前に予想できただろうかと思うが、メッシを中心に一戦毎にチームがミックスアップしてきたということなのだろう。
クロアチアとの対戦の順番が逆ならば結果も違っていただろうが、そこは天の采配か。
・・・
ところで、本稿で仕掛けたトラップにあなたは気付いたか。
しかし
「オフサイドトラップ」はもう死語なのかしらん。
コメント