あの「オタキング」岡田斗司夫の
「機動戦士ガンダム講座」というのを発見したら、そのあまりのオタクぶりに爆笑した。
あれ?アマプラにファーストガンダムが入っているぞ?
仕方がないので見始めたら、面白すぎて止まらない。
夏の暑さが過ぎるまで、今年はこれを堪能しておこう。
第20話 死闘!ホワイト・ベース
6人が集まって語らうシーンは、狭い「木馬」の中の群像劇の内でもなかなか好きな場面だ(直後唐突ににカイとハヤトが家出するがw)。
思えば、いきなり戦争に叩き込まれ、シャアやガルマ、ランバ・ラルら強敵と殺し合うアムロ(16歳)の状況もあまりにブラックに過ぎる。
第26話 復活のシャア
つべのマイミックスリスト先頭に『シャアが来る』が正に来た!w
ファーストガンダムは最初あんなに強くてスタイリッシュだったシャアが、アムロやララァに凌駕されていく物語でもあるが、この曲の曲調もオールドタイプでメランコリックな哀しさを帯びている。
だが聴くとユーモラスで元気になる、コミカルな曲だ。’放映短縮は取り消せないけれど、挿入歌なら出しましょう’というレコード会社の声で出したそうだ。
『シャア シャア シャア
シャア シャア シャア』
二行目は無声音なので、鼻歌でも思い切り歌えます。
第35話 ソロモン攻略戦
今週のビックリドッキリメカよろしく、毎回新しいモビルスーツ、アーマーが登場も、ズングリムックリ率が高し。
ゴック・ズゴック・グラブロ・ゾック・アッガイ・ビグロ・ザクレロ・ブラウブロときて、
お次はビグザムとギャンか。
最初は味方の犠牲を払いながらシャアのお付きを一、二機倒すのがやっとだったアムロだが、
今では”スカート付き”リックドム1ダースを一瞬でなぎ倒すまでになった。
スタッフからは評判芳しくなかった”ニュータイプ”という概念も、ここまでチートな彼の成長には必要だという総指揮富野さんの判断だったのだろう。
“平たい顔族”なのに何故かモテモテのミライさん。
ニュータイプのくせにウッカリ車をぬかるみにスタックさせるアムロ。
男前とブチャイクの差が大変に著しいスレッガー始めとしたキャラ達。
生真面目なファンなら一瞬ムッと感じるようなふざけた味を狙った挿入歌『シャアが来る』
実に面白い。
第36話 恐怖!機動ピグ•ザム
スレッガー・ロウで有名なのは「哀しいけど、これ戦争なのよね」だが、本当に含蓄のある、より名言だと思うのは、
「人間、若い時は色んなことがあるけど・・」
の台詞。
後段を・・で省いたが、それすら要らないこの前段だけで既に万感の思いがこもる。
さらに本当に面白い裏ベスト名言は
「少尉、止めましょうや。迂闊ですぜ」
・・これ、子供層がメインターゲットのロボットアニメですよ。
ドズルの背後に浮かぶ悪魔とは何かなど、この回はとても印象深い。
第39回 ニュータイプ、シャリア・ブル
シャアとララァとシャリア・ブル。
この中で唯一感応し合えぬのは、最強のノーマルアスピレーションたる戦闘能力を持つシャア、その歯痒さ。
TV放送の短縮で、本来なら数話に渡って活躍するはずの雰囲気をまとうシャリア・ブルは、シャアの思惑通りアムロに散らされる。
第40話 エルメスのララァ
部下に命令を破られる。
「大佐、どいて下さい、邪魔です!」
「シャア!(呼び捨て)」
強化されたアムロガンダムに簡単に蹴り飛ばされる。
・・これまでの放送回で最も面目を失う彼だが、『シャアが来る』をBGMにした戦闘シーンは指折りに魅力的だ。
フラナガン機関に預けるほどの大事な秘蔵っ子をおそらくはコマしてしまっているのは迂闊だが、
「シャアをいじめる・・悪い人だ」
という戦闘中に似つかわしくない台詞を言わせるほど愛される、そのくらいはまあ良いか。
と思わせるほど、シャアの哀愁は深く滲んでいる。
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