強さ

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経験が精緻な知識であり、知識同士の緊密な連携であり、知識が持つ重要さの度合いについての適切な認識を与える機会だ、ということは確からしいことだ。

而して思考は、経験を包含するものであると同時に、またそうであるからこそ、経験が持つ特質から学ぶ処が大きいであろう。

  • 経験においての「あるひとつの知識」にあたる、思考においての「あるひとつのよく考えられた考え」を備える。
  • 経験においての「知識同士のつながり」にあたる、思考においての「正確な推論」。
  • 経験においての「それぞれの知識の重要さの度合いへの(自動的ともいえる)認識」にあたる、思考においての「その思考の全体と部分を見渡す力」。

部分がひとつひとつしっかりと磨かれ、それらがしっかりと接合していて、なおかつ出来上がったそれが意味のあるすばらしいものである、いったところだろうか。
対象が具体的で身体性に縛られるものであるよりは、より抽象度の高いものの方が価値がある場合が多いだろう。

そのための条件があるけれども。

思考の強度をもっと突き詰めて上げる必要がある。
つまりそれだけの価値があるということだ。
思考の場合、経験と比べて、要素同士の関係を思考自らで構築しなければならないから、それなりに正確である必要がある。

それに、要素自体にも経験と同様の強さでの把握が必要だ。


何から何まで強く正確に。それだけの価値がある。

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